人生のごった煮

完璧な心の平和

とても、とても、いいところで

前回のブログで突発的な家出をした話をした。

その後の流れ(警察に捕まり児童虐待の判定をくらい児童相談所に突っ込まれ痙攣発作を起こし入院)については諸機関の名前を出してしまうと個人情報がドバドバ流出してしまうので割愛させてもらう。

この間1週間、親との連絡をしないためということで携帯電話が取り上げられていたのだが、これが思いのほかキツかった。

私の自我が芽生えたのが小学五年生くらいなのだが、インターネットはその頃から付き合いがある。

本当に学校に通い生活をしている時以外は常にインターネットにいた。
他の人が趣味や勉強に時間を割く中、私はひたすら2ch(現在の5ch)やTwitterを駆けずり回っていた。

なので携帯端末を取り上げられてしまうと本当にすることがなくなってしまったのだ。

児童相談所の畳敷きの部屋に寝転がり、携帯がない時に自分が何をしていたかと考えてみても、読書と絵を描くことしか出てこなかった。

しかも児童相談所の本棚にはどう見積もっても小学生向けの本しかなく、紙とペンを貰うのにも申告が必要なので完全に手詰まりだ。

とりあえず読めそうな本を片っ端から読んだので感想。

  1. 恩田陸/夜のピクニック

本屋大賞も受賞したこの作品。
一時期かなり話題になったが、結局読むことが出来ていなかったのでこの機会に読めて嬉しい。
恩田陸さんの作品は「ネバーランド」「麦の海に沈む果実」しか読んでいないのだが、両者ともに素晴らしい作品だったので「夜のピクニック」にもかなり期待が持てた。
高校生が主人公の小説であり、ただ歩くだけの話なのだが(失礼)機知に富んだ文章で飽きることがなかった。
あとこれは個人的な感情なのだが異母兄弟が大好きなので良かった………

  1. 村山斉/宇宙は何でできているのか

新書。
その名の通り、宇宙が何で出来ているのかを素粒子物理学の面から探求する本。
素人にもわかりやすい説明でとても面白かった。高校化学の内容でも充分カバーできたので筆者の頭脳がすごいんだと思う。

  1. いしいしんじ/ぶらんこ乗り

家から持ってきた本。
小学生の頃に出会ってから今まで人生の一番はこの本で変わっていない。
この本について語ろうとすると「とりあえず読め…!」とオタクのようなことしか言えなくなってしまう。素敵な本なんですよ。とりあえず読んでくれ。

  1. 椎橋寛/ぬらりひょんの孫

読めそうな本が無かったので漫画に移行した。他にはワンピースとかちはやふるとかしか無かったので泣く泣くこれになった。駄作とかいうつもりではなく、ただ年齢層が違うだけ…鴆くんがとても健気で可愛かったです。

  1. ダレン・シャン

他には何かないのかと血眼で探し回ったところ以前Twitterで紹介されてたこれに行き着いた。
治安が悪いハリーポッター
2巻まで読み、さあ続きを…と思ったら3巻以降は児童相談所にないことが判明。なんでだよ。


あとは高校の教科書が貸し出せることがわかったのでひたすら教科書を読んでいた。

でも勉強が終わり休憩…となったところですることが無い。何をすればいいのかわからず天井を見つめデカめの虚無になるしかなかった。

本当に私の人生にはインターネットが食い込んでいるんだなと痛感した。
インターネットよ、私の半身として生きてくれ…

タイトル「とても、とても、いいところで」はいしいしんじ/ぶらんこ乗り から。
間違っても児童相談所がいいところだったわけではない。最悪だった。

ところで児童相談所に数々の悪事を報告してしまったので両親からガン無視を決め込まれているんですよね。
「おはようございます!ところでヒプノシスマイクがオリコン1位をとりました!今日も1日頑張りましょう!」ってメール送ったんだけど返事が来ない。

以上、精神病院(半年ぶり3度目)からお送りしました。